診療科目

男性型脱毛症(Androgenetic Alopecia, AGA)

成年男性の約半数にみられる髪の毛が薄くなる状態のことで、前頭部から髪の毛がうすくなることがみられるものと、頭頂部からみられるのもがそれぞれ単独または同時に見られます。(進行度、パターン分類としてNorwood-Hamilton分類があります)。毛髪の直径が減少し、単位面積当たりの毛の数も減少し、進行することによって最終的には毛が見られなくなります。遺伝的基盤がある場合、ある時期から男性ホルモンに対する毛包の感受性が高まり、成長期の短縮や休止期毛の増加、毛包の縮小が起こり細い疎な軟毛が生じるようになり、それも減少してついには脱毛となります。AGAは進行性で、放っておくと抜け毛が進行して薄毛が眼立つようになります。早期に治療を開始すれば進行を抑えられますので、細い毛が増えたり、地肌が透けて見えるなどの症状がある場合にはご相談ください。

勃起不全症(Erectile Dysfunction: ED)

EDは満⾜な性⾏為を⾏うのに⼗分な勃起が得られないか、または維持できない状態が持続または再発することを⾔います。勃起が起ない場合や硬さが不⼗分、勃起状態が維持できないなど満⾜な性交が⾏えない状態だけでなく、たまに勃起しないことがある、勃起できるか不安になるなど勃起に満⾜を感じられない場合も当てはまります。⽇本⼈男性の3⼈に1⼈がEDと⾔われています。決して珍しい病気ではなく、治療しないことで進⾏するリスクがありますので、気になる症状がある場合にはご相談ください。最初に問診や国際勃起機能スコア(IIEF)などを⽤いて慎重に診断を⾏い治療の検討をします。セルフチェックとして勃起機能問診票(IIEF-6)男性性機能問診票(SHIM)が⽤いられています。問診票で21点以下の場合にはEDが疑われますのでご活⽤ください。ED治療薬により簡便に治療が可能となり有効率も70-80%に⾒られます。適切に使⽤すれば安全な治療薬ですので、ご希望の⽅はお申し付けください。

男性更年期障害(加齢男性性機能低下(LOH)症候群)

男性更年期障害とは加齢あるいはストレスに伴うテストステロン値の低下によって起る病気で、全身倦怠感、性欲低下、筋力低下、勃起不全、集中力低下、不眠、いらいら、記憶力の低下などが見られます。他に、糖尿病や肥満、メタボリックシンドローム、骨粗鬆症、動脈硬化などに関係するとの報告もあります。高齢化に伴い男性更年期障害の患者数は増加することが予想されていて、生活の質を損なうことが多いですので、生活習慣の改善や健康診断などで改善しない場合にはご相談ください。

ED, AGA (自費診療)の治療費用について